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(NY州イサカ市)
 
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ニュース・日記

 
日記

2012年1月28日(土)
引き続き雨・曇 :-0


1月27日金曜のロースクール。曇・小雨。


ロー・ライブラリーの書庫一階。帰宅時の、夜の風景。


The Grey」@ Ithaca Mall。


 温暖化の影響か、最近はめっきり雪が降らず、曇&雨の日が続く。


 今週から講義が全学的に始まって、キャンパスにも人が溢れてきた。僕は今月末締切の「プロバイダ責任制限法」の論文と、毎月連載のインターネット判例紹介記事の締切に迫られていて、毎日研究室でリサーチの日々。特に前者は●●省から依頼された論文なので、誤りが無いように非常に気を遣うから、心理的に疲れる。

 でも映画好きの僕としては、週末ぐらいは映画を楽しみたいので、前日封切の「The Grey」を観に行った。「シンドラーのリスト」で主人公を演じたリーアム・ニーセンが主演の、サバイバル映画。流れ者たちが溜まるアラスカの石油採掘現場で働くニーセンが乗ったヒコーキが、雪深い山中で墜落。同じ採掘現場の労働者たちの生存者と、山中を徒歩で人里の居る地まで生き延びる為に行軍する。が、途中で狼たちの群れと生き残りの死闘を繰り広げる、とゆープロット。

 従来型ハリウッド映画の展開は全くない。例えば途中で海兵隊がヘリで救出に来て悪者たちを機銃掃射で追い払う(「エネミー・ライン」?)とか、たまたま居合わせた合気道の達人のコックが一人で悪役を全滅させてしまう(「沈黙の...」シリーズ?).とゆーよーな、ハリウッド的な勧善懲悪のエンターテインメントではない。

 逆に、安易な救いは全く無く、過酷で無慈悲な自然と対峙するのは自分だけ、とゆー設定; 気力を失った者たちは、容赦なく死んで逝く。夜中に寝ずの番をしていたら狼に襲われて死んだ同僚の姿を見て、始めは死に対して恐怖を抱き、生きる願望を強くした生存者達も、後半では次第に価値観を逆転させてしまう; 死ぬ安堵さの方が、過酷な環境で生き延びる苦しさを凌駕してしまうのである。ニーセン自身でさえも、最後は、歩き続ける気力を失いかける。が、しかし、狼のボス「alpha」が現れた途端、、闘志を燃やす。もはや「生き死に」の価値観を超えた、本能的な野生の闘争心が最後の最後まで生き続けて、後掲の4行誌の意味が明らかになる...。それは、ぎりぎりの生き死にの、生存を懸けた闘争の中にこそ始めて生きている実感と、直面する死の実感とを、人は得ることができるのだとゆー真理ではなかろーか...?

 ニーセンのキャラも、自殺願望を抱き、その真相は、最後の最後で、度々あらわれてきた奥さんの寝顔のフラッシュバックの正体が明かされて初めて明らかになるとゆー凝った作り。そして狼たちも単なる悪役では無く、ある意味、抗(あらが)い難い冷酷な自然を代表している。ニーセンは、仕事で撃ち殺す狼の息絶え絶えな姿や、事故で死を迎える同僚の最期の姿に対して、非常に優しい態度を取ったりする。要は生と死の問題を主軸にした、文学的なニュアンスを入れた作りになっている。実際、「白鯨」にも似ているとゆー評論家も居る。やはり度々あらわれる、以下の4行詩がキーワードになっている。

 Once more into the fray
 Into the last good fight I'll ever know
 Live and die on this day
 Live and die on this day


(「into the fray」は「争いに自ら入って行く」という意味の慣用句)

 つまりは「多義的」な解釈が可能な文学性を有している。実際、上の詩の意味や、以下で指摘する重要な最後の短いシーンの意味を巡って、鑑賞した人たちがブログで議論を展開している程である。(例えば、詩の最後の二行はそれぞれ、ニーセンと、狼のボス「alpha」を象徴しているとゆー解釈もある。更に詩の最後の二行は、宣伝では「Live OR die . . . 」と記載されていたけれども、作中では「Live AND die . . . 」と成っていた点も議論の的であった。)

 日本の公開は夏ごろになるらしい。最後の、エンド・クレジットも終わるまで帰らないようにしないと損をする。エンド・クレジットの後に、重要な短いシーン(ニーセンと、狼のボス「alpha」との一騎打ちの結果?!)が流れるので。しかもそのシーンは一瞬しか流れないので、目をよーく見開いて、画面右端のニーセンの姿を見逃さないよーにして欲しい。


2012年1月22日(日)
R教授宅の昼食会


朝のfairview。


美しい雪のお庭を、居間から堪能 :-)


 新任の中国人の専任教授を歓迎する昼食会が、R教授宅で主催され、それに僕達もお呼ばれした。食事も美味しく、出席者たちとの会話もはずみ、楽しいひと時であった。

 その場で、嬉しいお申し出をR先生からいただいた。もし可能なら、パリで開講される(*)、コーネル・ロースクールの夏期プログラムの講師(ゲスト・スピーカー)を引き受けないかとの打診!! 彼女はこのプログラムの比較法分野の責任者として、二週間ほど担当しているから、僕もその中でゲスト・スピーカーを引き受けて、夜はパリで一緒に遊ぼうとゆーお誘いである。うーむ、魅力的 ...真剣に悩むことにする:-)。

 (*) カルチェラタンに在る「パリ第一大学(ソルボンヌ大学)」ロースクールのキャンパスで開講されるとのこと。あの辺りには、二〇年程前に連泊したことがあるが、正に活気溢れる地区である。


2012年1月21日(土)
また雪 :-)


My car@parking lots。



Red Tails」@ Ithaca Mall。


 今朝、
約マイナス8度で雪愛車がまた雪だるまに。

「ウエザー・チャンネル」によれば、NYCでも降雪。ブルームバーグ市長による雪対策の緊急記者発表をライブで流していた。あそこは雪に慣れていないから、交通の混乱が予想される。(しかし週末なので未だ良かったかも:-)

 昨日公開のジョージ・ルーカス作品「Red Tails」を観る。映画館にはこれまでのイサカでの経験中、もっとも多くの人々が居て、チケット売り場やスナック売店ではちょっとした列が出来る程だった。

 第二次世界大戦のヨーロッパ戦線で、人種差別を克服して活躍した黒人戦闘機部隊の物語。劣等視されていた彼等は、対地上攻撃の任務しか与えられなかった。が、黒人部隊を率いる大佐の、上層部との折衝の努力で、B17を独空軍から守るとゆー重大任務を与えられ成果をあげるとゆープロット。官給品の戦闘機も、当初の旧式のカーチスP40フライング・タイガーから、最新鋭P51(ピー・フィフティー・ワンズ)ムスタングに格上げに成り、独軍メッサーシュミットBf109(ワン・オー・ナインズ)を撃墜する最後はベルリンの戦車工場爆撃のB17防衛ミッションで、独軍のジェット戦闘機メッサーシュミットMe262(ツー・シックス・ツーズ)との激戦になる。

 僕は観ている途中で、ふと、スター・ウオーズの空中戦を思い出した。独軍のパイロットは、さしずめダース・ベーダとゆーところか。なお空中戦の多くはCGを用いている感じで、日本の「ヒストリー・チャンネル」で放映されていた、歴史的名空中戦番組の再現シーンに似ていた。しかし作りは良く出来ていて、米軍パイロットのコックピットが被弾するシーンでは思わず観客も体を[弾から]かわそうとして動いてしまう程だった。

 作品の最後の、エンド・クレジットが流れるシーンになると、観客から思わず拍手が巻き起こった。流石アメリカ、とゆー感じ。世界の自由を守る為に、悪の帝国と戦い、徐々に白人爆撃機パイロットたちからも尊敬も受けて、最後には陸軍からも功績が認められる。スター・ウオーズの一作目の、デス・スターを見事爆撃・破壊した、ハン・ソロやルーク・スカイウオーカも、レイア姫から勲章を授与されて祝福される。そして観客が拍手喝采する。今回の映画館の観客は皆白人ばかり(アジア人は僕達だけ)なのに、黒人戦闘機パイロットたちの活躍を観客皆が祝福していた。


2012年1月16日(月)
映画「The Iron Lady」


「Regal Cinema」@ Ithaca Mall。


 今日はキング牧師の生誕記念日で祝日。
とゆー訳で、昨晩のゴールデン・グローブ賞のドラマ部門女優賞をメリル・ストリープが受賞した掲題の映画(邦題は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」の予定)を観に行く。

 前評判通り、メリル・ストリープはサッチャー首相にゲロ似。流石は名女優で、完全に憑依している。

 アルツ・ハイマーぎみの近年の元首相が、過去の自分を回顧するプロット。やはり見せ場は、フォークランド紛争の首相による決定を止めさせよーとするアメリカ国務長官とのやりとりのシーン。チャーチルのような強い意志と頑固な姿勢を見事に演じていた。

 個人的な作品の印象としては、二・三年前にヘレン・ミレンが演じた「The Queen」に似た感じを受けた。が、正直なところ、「The Queen」の方が作品としては良くできている印象が残った。(どうりでゴールデン・グローブ賞のドラマ作品賞は「The Iron Lady」が受賞せず、ジョージ・クルーニーの「The Descendants」―邦題は「ファミリー・ツリー」の予定―が受賞したとゆーのも、判る気がする。)


 ところで彼女の政治信条を象徴する台詞の、人は努力して自分の足でしっかりと立つべきである、人から奪ってばかり居て(have taken, taken, taken)国家に貢献しない姿勢は許せない、富をばらまいてばかりいてはいけない、云々という部分は、極東の何処かの借金大国には耳の痛い真実かもしれない。


2012年1月15日(日)
引き続き、雪。


自宅に一番近いスーパー「P&C (Price Chopper?)」。二〇云年前の店の名前は、同じ「P&C」でも意味は「Price Champion?」だったよーな気がする。でも今でも二〇云年前の店員さんが居てビックリ。尤も大分歳を取った、としみじみ。とゆーことはこちらも歳を取ったとゆー意味である... :-0


 細かな粉雪が終日降っている
。食糧も底を付き始めたので、近くのモール、イースト・ヒル・プラザに在るスーパー「P&C (Price Chopper?)」までお買い物を決行。しかしクルマはすっかり雪を被って、風防や窓ガラスが氷で凍結していたので、出発する迄に、その除去作業に大分時間を取られる。

 通りの少ない小道などは、日曜日なので除雪が徹底していない。だから時々ハンドルを取られたが、無事、買い出し成功。




 30〜40分程、食材等をショッピングして駐車場に戻ってビックリ。きれいに凍結を除去したはずの愛車に、再び雪が付着。降っていたのは細かな小雪なのでたかをくくっていたら、風防の雪が少し凍結し始めていた。
 


2012年1月14日(土)
引き続き雪 :-0


Dwyer Brdigeにも雪が。



 本日も降り続く。
本日の予報最高気温は氷点下。今朝の気温は、-7°C ...。

 部屋に閉じ籠もっていると太るし、ストレスも溜まるので、散歩がてらキャンパスに行ってから昼食。 昼食は寒かったので、Collegetownの韓国料理店でチゲ鍋。



 クルマはドアが凍って開かなかったので、食糧の買い出しは諦めて明日に。

2012年1月13日(金)
久しぶりの雪 :-)




 今年は異常気象の暖冬。今朝、久しぶりに降雪。

 今まで余りにも雪が少ないので、街では、スノーマンのオブジェが「Let it snow.」という標識を掛けた姿がたまに見掛けられる程だった。
ニュースによれば、暖冬の影響で冬物衣料も売れ行きが延びず、セールの割引率を高めに設定せざるを得ないらしい。

 ちなみに明日土曜日の予報最高気温は25°F.摂氏に翻訳すると、最高気温が約マイナス9度の寒さ!!


2012年1月12日(木)
ウオータールー・プレミアム・アウトレットへ、最後のセール狙い?!




 クルマで約一時間超で、ウオータールーへ。途中の道は、片側一車線の田舎道にも拘わらず、最高速度制限が[NY州最上限の?] 55mph(88km/h)の部分が多く、しかも途中では鹿の飛出し注意の標識も多い。加えてこの辺りのドライバーは、車間距離を取らずに速度制限を無視してブッ飛ばして煽って来るから、運転には結構気を遣う、と云うか正直大分疲れる――尤も僕は、マイペースで制限速度ぎりぎり前後で遵法運転に徹するが、アメリカは自由の国なのでマイペースを貫くことは正しい姿勢なのである――。しかも今日は、小雨にも拘わらず温度が比較的寒く無かった為か、リスが路上を突然横断する出来事に往復路併せて5回も出くわした。幸い牽かずに済んだが :-)。

 もうポスト・クリスマス・セール品も殆ど売り切れていると、余り期待しないで行ってみたら、意外と掘り出し物が :-)  マンハッタンの本店では売り切れてしまったアイテムも、ここに残っていたとゆー物があった。しかも、割引率は、年末年始中よりも、更にお値下げの50%かそれ以上のディスカントを、「ブルックス・ブラザース」や「ラルフ・ローレン」もやっていた。日本の感覚で謂えば、スーパーやGAPの商品の値段でそれらブランド品のシャツ類が購入できるよーなものであるから、大分お得。


2012年1月11日(水)
ガラス産業の都、コーニングへ ....








ガラス製のリバティ・ベルのレプリカ。


ガレ(アール・ヌーボー)のガラス製品。


 午後からイサカを出発して、クルマで約一時間超でコーニングに。

 約20年程前に訪れた際には、侘しさが漂うガラス博物館であったが、今回再度訪問してビックリ。見違えるように立派に新しく洗練されモダンな創りであった。ネット上の評価も凄く良く、AAAのツアー・ブックの説明でも好評価だったのだが、その理由が理解できた。

 ツアー・ブックは最低3時間の訪問時間を予定すべしと薦めていたが、実際には3時間では足りず、ガラスの歴史的作品群と、モダンな芸術的な作品群は、殆ど観る時間が無かった。主に今回観たのは、ガラスの科学的な展示と、ガラス作成の実演を二つ。 遅めの昼食をカフェで食べて、ミュージアム・ショップを観たら、もー夕刻。帰宅の道路が暗くなった中の高速運転は苦労を強いられるので――街灯が無く視界が悪いにも拘わらず88km/hの最高速度制限を無視した後続車が車間距離を空けずに煽って来るから――、已む無くそこで暗くなる前に見学を切り上げて帰路に。

 再度訪れて、十分に観れなかった展示物を堪能したい。

B747の風防。 
光ファイバーの仕組み。
        

 ガラス製スノーマン。  
   
防弾ガラス。     

  


2012年1月9日(日)
簡易箪笥と衛門掛けをやっと購入.





 今日は朝から小雪、夕刻近くにやっと晴れ間が。

 小雪がやっと止んだので、簡易家具系の大きな雑貨が揃っている「Target」@イサカ・モールに行き、長い間の懸案事項であった、掲題の雑貨を購入。これでやっと普通の暮らしに近い生活が送れる。ここまで生活が安定する迄に、渡米後約四か月超掛かった――結構長い助走期間である。


2012年1月9日(日)
年末年始のマンハッタンのセール・お買い物の総括 :-)



バーニーズNY」のお買い物袋。レディー・ガガのショップの意匠袋に、もれなく商品を入れてくれる



 クリスマス後のセール期間を、「ポスト・クリスマス・セール」と云い、その前から始まっていたセールよりも「更にお値引」が行われる。今回の年末年始休暇の主目的は、この機会を捉えて、イサカでは入手困難な衣料をゲットすることであった。以下、総括を試みる。

 「ラルフ・ローレン 867 Madison Ave@72nd St.――アッパー・イーストサイドに在る路面店(本店?): セントラル・パーク沿いのこの店の待遇は最高。探していたジャケットを、他の店舗にも架電して探してくれただけではなく、似た商品も色々だしてくれた上に、広い試着室(担当者の同僚曰く、彼女のアパートの部屋よりも広い試着室:-)を使わせてくれて、飲み物も薦められた。ちょっと「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツ@ロデオ・ドライヴな気分を味わえる。

 「サックス5thアヴェニュー」: コーネル・クラブから徒歩で通えるお店。「新宿伊勢丹・メンズ館」に似ていて、ブランドショップが連続して配置されている階も在る。品揃えも良く、メン.ズ階(「For Him」と表示されている階)のラルフ・ローレン・ブラックレーベルの担当者に声を掛けたら、他の店舗の商品までネゴってくれて、値札が付いていなかったそのイタリア系店の商品の値段を半額にしてくれた。凄腕!! 最上階はセール会場になっていて、結構良い商品も集められていたので、12月31日までに行くならお勧め。しかし1月1日になった途端に、さながら日本の初売りセール会場のように、男性客でごった返して(男性客がセール会場でこんなに漁っているのを観るのは生涯でも初体験)、商品をイナゴのよーに漁り合っていた(殆どの客は外国からの観光客な)ので、高級店の雰囲気がいっきに失せたから、この期日だけは避けた方が無難。

 「バーニーズNY」: 丸の内(有楽町駅前)に在るセレクト・ショップの「エストネーション」に似た、ハイセンスで、品が良いけれどもエッジの利いた商品(すなわちオヤジ臭くは無い商品)を集めた雰囲気。商品の選びがいがある。

 「バーグドーフ・グッドマン」: ここもセレクト・ショップ「エストネーション」に似た雰囲気。ここでもラルフ・ローレンの担当者が好感触。色々と試着させてもらった。

 「ブルーミングデール」: 外国からの観光客がセール品を漁っていた。パルコのよーな感じ。品格は上の店より落ちる。

 「メイシーズ」: イトーヨーカドーかイオンに似た雑多感が、特に2階の売り場に感じられる。品格は、上の各店舗よりも大分落ちる。わざわざマンハッタンにまで来て、ここで時間を費やす費用対効果は低い。

 結論: セレクト・ショップ系が「バーニーズNY」と「バーグドーフ・グッドマン。高級デパート系が「サックス5thアヴェニュー」。スーパーがメイシーズ」。「ラルフ・ローレン(本店?)」はマンションのよーな立派な外見にも拘わらず、店員さんがとても好感触。 「ブルーミングデールは、ごちゃごちゃした感じ。


2012年1月2〜5日(月〜木)
コーネル・クラブの連泊を経て、帰路はCtoCのバスで(往路のヒコーキに懲りたので)。


ブルックス・ブラザーズ本店。


42nd St./GC Station駅。


メトロポリタン美術館。


「Azusa」でお雑煮。


C2Cバス。コーネル・クラブ前に乗り付けて搭乗させてくれる。


 コーネル・クラブの真正面に在る「ブルックス・ブラザーズ」本店。[写真はクラブの隣に在る「グリーン・カフェ」の2階イートイン席から撮影] 本店の二階左の窓からはトルソーが見える。試作品をここで制作するのかも? 三階の右側二つの窓からは、会議をしている様子やホワイト・ボードが見える。年始から熱心な会議とは、今年度の事業計画を論じているのかもしれない :-)。 僕のよーなトラッド・アイビーなスタイルの、長年の信望者にとって、王道のBBの本店の、しかも試作室や会議室を観られることは、望外の喜び :-)。こんな会社で働けたら、どんないに楽しいことだろーか!!

 マンハッタン内の移動で専ら利用したメトロ。写真は、コーネル・クラブ近くの「42nd St. / Grand Central Station」の中の、シャトルと呼ばれる、タイムズ・スクエアの地下鉄駅との往復路線のホーム。

 滞在最終泊の1月4日には、写真のメトロポリタン美術館に。だだっぴろい会場なので、一日で全ては観きれないから、古代ギリシャ・ローマ展示と、日本の展示に限定して鑑賞。前者では青銅製の兜や、壺の絵柄が美しく、後者では「鳥獣戯画」の断片の本物を堪能。少し日本の和な正月気分も味わえた。

 その日の夕食は、再び「Azusa」で関西風のお雑煮などをいただく。

 帰路は、往路のヒコーキに懲りたので、CtoC(コーネルNYCキャンパスtoイサカCampus)のバスを予約。航空券は往復チケットを前払いで買っていたので、復路チケットは捨てることになった。何とも口惜しい限りだが、ここは経済学で謂うところの「sank cost」と捉えて我慢することに。しかし復路でも預入荷物に別途料金が掛かると仮定し、且つその料金が50ポンド超え(買い物の結果大分重くなっていた)のスーツケースの場合には裕に100ドルを超えると更に仮定すれば、CtoCのチケットを購入した分($84 x 2人)も大した追加出費とは思えないかもしれない[と自分に言い聞かせる]。 それに何よりも、復路で航空チケットを使う場合には、コーネル・クラブからニューアークまでの移動が厄介だし、加えて最悪のシナリオは、搭乗間際のセキュリティーでパスポートを持っていない妻が搭乗を許可されないリスクが実現化するおそれもあった。こららのリスク(期待費用)が大きいことを考慮すると、結果的にはCtoCバスの追加費用の方が効率的だと判断した。

 結果的には、バスは予想以上に早く僅か4時間でイサカに到着。しかも乗客が半分程度しか居ないので、快適な帰路であった。尤もバスを降りたSage Hallからクルマを駐車してあるトンプキンス郡リージョナル空港までの市内TCATバスでは、重いスーツケースを抱えて苦労をさせられた。しかし帰宅日の内にクルマもピックアップできて、まあまあの帰宅となった(クルマが無いと買い物にも行けず翌日から生活に困ってしまうので)。


2012年1月1日(日)
元旦もマンハッタンで....







 年末からコーネル・クラブに宿泊して、本日で3日目。元旦もマンハッタンの店舗の多くは休みなくやっていて、相変わらずのセール漁りが続く... :-)。おそらくイサカでは店舗が皆閉まっていて、寂しい程に静かだと推察すると、やはりマンハッタンは違う。眠らぬ街とはよく謂ったものである。

 ショッピングの途中で、ロックフェラー・プラザも眺めてみる。おのぼりさんが沢山で、スケートリンクがよく見えない程である。

 逆に地下鉄は大分空いていた。昨日の大みそかには、座る席が無い程の混雑ぶりだったので、ちょっと驚き。


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 中央大学多摩キャンパス「桜広場」を研究室から望む。
Looking down the Cherry Field from my office in Chuo Univ., Tokyo, Japan  
主なニュース
 2011年8月  渡航準備で忙しい . . .。
 2011年5月24日  コーネル大学ロースクールより、Visiting Scholarとしての正式な招聘状が来た。招聘状の発信者は、「クラーク国際および比較法学研究センター」の執行部長。文面は以下の文言で始まっていた。

「ジェームズ・ヘンダーソン教授とコーネル大学ロースクールを代理して私は、喜んであなたを、コーネル大学ロースクールの訪問研究者として招待致します . . . 。」(拙訳)

いよいよ渡航準備に着手できる . . . 。
なお、ヘンダーソン教授は、製造物責任法に関する世界でNo.1の研究者。『リステイトメント(第三次)不法行為法:製造物責任』の共同起草者でもある。
2011年1月10日 下記「プロバイダ責任制限法」に関する総務省の作業部会(WG:ワーキンググループ)に於ける、筆者の発表資料の内容が公開された――以下をクリック下さい。
平野晋「米国プロバイダ責任制限法〜『デジタル・ミレニウム著作権法』512条等に関する幾つかの裁判例の紹介〜」
in
総務省「プロバイダ責任制限法検証WG(第3回会合)」 配布資料7(平成22年12月21日).
2010年12月2日 製造物責任法(PL法)の研究に関連して、(独)科学技術振興機構[JST]・ディペンダブル組込みOS研究開発センターが、12月2日(木)に、「パシフィコ横浜」のアネックスホール [F206]で開催する、「オープンシステムディペンダビリティが世界を変える〜ディペンダビリティと説明責任〜」のパネル・ディスカッション「ディペンダビリティにおける説明責任」(15:40〜17:00)にパネラーとして参加。
2010年7月23日

製造物責任法(PL法)の研究に関連して、企業法務の月刊誌『ビジネスロー・ジャーナル』2010年9月号(レクシスネクシス・ジャパン株ュ行 2010年 7月21日発売)に、筆者へのインタヴュー記事「劇場型陪審裁判がカギ:PL訴訟という"ゲーム"に勝つために」が掲載された。

   
The author in Horyu-ji, Nara City, Japan