今日はキング牧師の生誕記念日で祝日。とゆー訳で、昨晩のゴールデン・グローブ賞のドラマ部門女優賞をメリル・ストリープが受賞した掲題の映画(邦題は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」の予定)を観に行く。
前評判通り、メリル・ストリープはサッチャー首相にゲロ似。流石は名女優で、完全に憑依している。
アルツ・ハイマーぎみの近年の元首相が、過去の自分を回顧するプロット。やはり見せ場は、フォークランド紛争の首相による決定を止めさせよーとするアメリカ国務長官とのやりとりのシーン。チャーチルのような強い意志と頑固な姿勢を見事に演じていた。
個人的な作品の印象としては、二・三年前にヘレン・ミレンが演じた「The Queen」に似た感じを受けた。が、正直なところ、「The Queen」の方が作品としては良くできている印象が残った。(どうりでゴールデン・グローブ賞のドラマ作品賞は「The
Iron Lady」が受賞せず、ジョージ・クルーニーの「The Descendants」―邦題は「ファミリー・ツリー」の予定―が受賞したとゆーのも、判る気がする。)
ところで彼女の政治信条を象徴する台詞の、人は努力して自分の足でしっかりと立つべきである、人から奪ってばかり居て(have taken, taken,
taken)国家に貢献しない姿勢は許せない、富をばらまいてばかりいてはいけない、云々という部分は、極東の何処かの借金大国には耳の痛い真実かもしれない。
|