この週末はロースクールも含めて大学全体が「Reunion Weekend」。同窓生が集う週末という意味である。僕も同窓生であるはずなのに、個別の招待状が来なかった理由を探りたくなって同窓会事務室(Alumni
Office)に尋ねたところ、、この年中行事は毎年卒業後5年、10年、15年、云々という節目の同窓生が主に集うものなので、今年は1992年度卒等が対象とのこと。僕は1990卒なので確かに当たり年ではない。来校予定者のリストを観ても、1990年卒は誰も居ないから行事に出ても面白そうではないとゆーことが判明した。
とは云うものの、研究室がある構内で金曜から土曜にかけて、卒業生の皆さんが色んな行事に参加するというので僕も何か参加したくなった。そこで、掲題の「地鎮祭・着工式」に参加してみた。
この着工式は、中庭とCollege Avenueとの間の敷地の地下をくり抜いて、大教室を三つ程増設しようという増改築事業の地鎮祭である。昨年秋に僕が参加した教授会で、ロースクールのシュワッブ研究科長が発表していた、「Phase
1」と呼ばれる事業がこれに該当する。そう云えば夏休み期間中に着工すると発表していたから、今、同窓会に合わせて着工式を行うというのもタイムリーである。
一番印象深かったのは学長のスピーチ。ロースクールはエリート校の中でも少人数教育を重視する小規模スクール。にも拘わらず、外国から多くの客員研究者を呼ぶ国際性と、法律学を超えた研究にも熱心な学際性を実現し、研究教育成果をあげている。この増築が、更に大学全体とロースクールとの学際的な結び付きを強くする象徴となるであろう、と締めくくっていた。
|